2024年のカレンダーの発売に合わせ、久しぶりに展示をすることにしました。秋の深まる時間をみなさまと過ごす時間になればと思います。足をお運び頂けたら嬉しいです。
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二十四節気
- 季節の情景 -
和ろうそくと器と草花と
2023.11.23(木・祝)~27(月)
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淡々と流れていくように思える
日々のなかでも 季節はめぐり
芽吹き、花が咲き、実が実り
雨が落ち、風が吹く
そうした季節のなかで
佇む草木や花の姿
空を見上げて出会う
満ち、欠けてゆく月の姿
そうした存在に向き合う時
心を揺り動かされ
ふと私の中心に帰らせられるように感じ
そして 私も 宇宙や自然の一部だと感じます
そうして出会った季節の情景を
カレンダーにしました
みなさまがそんな季節や
自然からの贈り物に目を向け
あなたなりの情景に出会う
きっかけになって頂けたらうれしいです
美しさはいつもともに
あなたを包む巡りが
平和であたたかなものでありますように
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2012年より季節の草花の景色と二十四節気をテーマにカレンダーを作り、ポストカードも作ってきました。2021年からは、カレンダーはスタイルを少し変え、草花だけに限らない季節の景色を織り交ぜ、制作をしてきました。その景色は、季節ごと、月ごとの折々に、わたし自身がつながった景色に思います。
ここ数年は、そんな自分の感覚により向き合うことのできた季節だったように思います。そして、この秋の終わり、久しぶりに展示をすることにしました。
展示の会場の 阿吽Labo.は、奥多摩でお出かけにやや御足労いただく場所ではありますが、多摩川の源流が目の前で、沢の流れる音や、鳥や虫の音、また季節の草花や木々たちの織りなす景色がとても美しい場所です。やきもの作家 大藪龍二郎さんの工房とギャラリーカフェになり、大藪さんの作品もお楽しみいただけます。そして、今回和ろうそく作家のyagiさんを迎え、大藪龍二郎さんのキャンドルホルダーと和ろうそくの展示、また和ろうそくのワークショップも開催します。カレンダーやポストカードで使用している写真の展示もいたします。
展示の頃は[小雪]を迎え、最終日はちょうど満月になります。月が満ちてゆく、秋が終りを迎える時間を、和ろうそくの灯りと器と草花で、美しい、愛おしい季節のひと時を過ごせましたら、幸いです。
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「和ろうそく作りワークショップ」
一般的な型流しでのろうそく制作ではなく、江戸時代の「手掛け製法」により、一本ずつ手作業で作って頂きます。秋の夜長に好んで使われた和ろうそくの風情・故事などを交えて当日はご案内いたします。
開催日時:
①11.23(木・祝)14:00〜16:30
①11.27(月) 14:00〜16:30
参加費:3,500円 *別途ワンオーダーをお願いします
和蝋燭のお土産付き
予約: @momo_yago のDM か momo@t3.rim.or.jp までお願いします 各定員8名
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矢郷 桃
東京育ち。写真家。
大藪龍二郎
やきもの作家・縄文実験考古学者。
日本の”やきもの”の原点である縄文土器が焼かれた時代に使われていた道具・技術やスピリットを探り、得たモノを現代の” やきもの”へ再び投影する手法で作品作りをする。Aun-阿吽 Labo. 主宰。NPO 法人 JOMONISM 理事。 任意団体クリアライト理事。
和蝋燭Yagi-
The traditional light to get dark.
2021年冬、蝋燭職人が一人もいない街/東京で和蝋燭Yagi-は活動を開始しました。250年の歴史を持つ和ろうそくは、大きなゆらぐ火と、植物由来の柔らかい光を私たちに届けてくれます。蝋燭を灯せば、その奥には闇がひろがります。夜の闇は人類の数万年の無意識が眠る場所であり、闇からは私たちの語り・謡い・祭り・踊り・祈り・想ひなど多くの無形のものが生まれてきます。夜に闇と火のゆらぎを一点付くる。これが和蝋燭Yagi-の活動です。